
暮らしの場所を限られてきた人たちがいる。自閉症と重度の知的障害があり、自傷・他害といった行動障害がある人。 世間との間に線を引かれ、囲いの内へと隔てられた。そんな世界の閉塞を、軽やかなステップが突き破る。 東京の街角で、介護者付きのひとり暮らしを送る人たち。 タンポポの綿毛をとばし ブランコに揺られ、季節を闊歩する。介護者とのせめぎ合いはユーモラスで、時にシリアスだ。叫び、振り下ろされる拳に伝え難い思いがにじむ。 関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。だから人はまた、人に近づいていく。